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「徒然草:丹波に出雲といふ所あり」の要点とは
- 京都の丹波に場所にある、出雲という場所で起きた面白いエピソード
- 出雲大社が有名であることから、同じ名前の場所も深い意味があるのだろうという勘違いが原因になっている
「徒然草:丹波に出雲といふ所あり」の登場人物
- 聖海上人
- 神宮
「徒然草:丹波に出雲といふ所あり」の重要な場面
- 大社の前にある獅子の他とは違う配置に、聖海上人は感動し涙を流す
- 神宮が言うには、子どもたちのいたずらによって変えられていただけのものであった
「徒然草:丹波に出雲といふ所あり」の内容要約
丹波に出雲と言う場所がある。出雲大社から神様を招いて社を作りました。しだの某という人の領地でしたが、聖海上人などを招き「ぜひお参りにいらっしゃってください、おはぎでも出しますよ」と言って拝みに行き、招かれた人も信仰心を高めます。
大社の前にある獅子と狛犬の像が背中合わせになっていることに、聖海上人は「なんて見事なのでしょう、こういう向きなのには深い意味があるのでしょう」「みなさんは、この素晴らしさが分からないのですか」と涙ぐみました。
一緒にお参りした人も「言われてみれば、他と違いますね」と不思議に思い、聖海上人は神官を呼んで「この獅子が決められた配置とは違う理由を教えてくれませんか」と聞きました。
すると神官は「そうなのです、いたずら好きの子どもがやりました、しかたないことです」と言って元の配置にもどしました。聖海上人の涙は、無駄になってしまったのです。
参考
数研版『教科書ガイド高等学校 国語総合 国語総合 現代文編・古典編』