びんなし【便無し】：古文単語の意味

びんなしの古文単語の品詞、レベル、意味、例文の解説になります。

びんなし【便無し】：古文単語の意味

品詞

形容詞：ク活用

レベル

基礎

意味

1. 不都合だ・具合が悪い
2. 気の毒だ

例文

[古]今日はいろびんなくなむ侍るべき。宮の渡らせ給はんには、いかさまにか聞こえやらん
[訳]（若紫を光源氏が連れ出すには）きょうは本当に具合が悪いようでございます。（父）宮がおいでになったら、どのように申し上げましょうか
出典:源氏物語　若紫

参考

桐原書店「重要古文単語315」
マドンナ古文
最新全訳古語辞典　東京書籍　2006年