「枕草子:文ことばなめき人こそ」の要点とは
- 礼儀をわきまえた言葉づかいに対する、作者の思いが語られる
- 丁寧に喋るつもりが間違っている敬語など、作者が失礼だと感じるシーンが挙げられている
「枕草子:文ことばなめき人こそ」の登場人物
- 作者
- 使用人
「枕草子:文ことばなめき人こそ」の重要な場面
- 手紙での汚い言葉遣いについて
- 失礼な話し言葉について
- 使用人が、間違った敬語をつかうことについて
「枕草子:文ことばなめき人こそ」の内容要約
手紙でつかう言葉が失礼なのは、憎らしいです。かしこまりすぎるのもいいことではありませんが、失礼な手紙というのは自分に届いたときはもちろん、他の人に届いたものでも憎らしく思えます。
向かい合って話すときでも、失礼な言葉遣いはいやなものです。その上、身分の高い人や強要のある人に失礼なことを言うのは許せません。
また、自分の夫のことなどを失礼に言うのはよくありません。使用人が主人に対して尊敬語を使うのも気に入りません。注意してやれる相手にははっきりと言いますが、本人も周囲の人も笑っているばかりです。
参考
東京書籍『教科書ガイド精選古典B(古文編)Ⅰ部』