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「東海道中膝栗毛」の要点とは
- 弥次郎兵衛と喜多八の旅道中を面白おかしく書いている
- 弥次郎兵衛は上手な口車で、見事に相手を打ち負かしてしまう
「東海道中膝栗毛」の登場人物
- 弥次郎兵衛
- 喜多八
- 駕かき
「東海道中膝栗毛」の重要な場面
- 駕かきに勧誘された弥次郎兵衛は「もっと高い値段で乗る」とあえて値上げ交渉をする
- 値上げをしたものの、結局駕かきは儲からないという話でやりこめられてしまう
「東海道中膝栗毛」の内容要約
旅の道中、駕にお客をのせてかつぐ仕事人――駕かきが、「安くするから乗っていってくれませんか」と二人に声をかけてきました。弥次郎兵衛は「安いのはいやだ、高くするなら乗る」と返します。「それなら三百文でどうですか」「まだ安い」「それなら三百文で」「千五百文くらいなら乗ってやろう」とさらに値上げを続けていきます。
駕かきが、ためらいながらも千五百文という値段を受け入れると、弥次郎兵衛は「その千五百文から、酒代を差し引く。千四百五十文が酒代で、残りが駕代だ」と言い出しました。駕かきは「そんなことだろうと思った」と呆れ、交渉をあきらめるしかありません。いつもお客をかついでいる駕かきが、弥次郎兵衛に見事かつがれてしまったのでした。
参考
東京書籍『教科書ガイド国語総合(古典編)』