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「徒然草:一事を必ず成さんと思はば」の要点とは
- 目標などを達成するために、まっすぐ突き進む必要性を語っている
「徒然草:一事を必ず成さんと思はば」の登場人物
- 登蓮法師
- 渡辺の僧侶
「徒然草:一事を必ず成さんと思はば」の重要な場面
- 薄について知りたいと思った登蓮法師は、渡辺の僧侶が詳しいと聞く
- 雨が降っている中でもかまわず、登蓮法師は渡辺の僧侶のもとへ行く
「徒然草:一事を必ず成さんと思はば」の内容要約
一つのことを成し遂げるためには、ほかのことが悪い方向に流れてしまうことを嫌だと思ってはいけません。そして、人に笑われることも恥ずかしがってはいけません。すべてのことを犠牲にしなければ、大きなことを成し遂げられるはずがないのです。
登蓮法師は「ますほの薄、まそほの薄のことは、渡辺の僧侶が知っている」という話を聞き、訪ねていくことを決めました。雨の日だったのでせっかちだと止められても、登蓮法師は「人はいつ死ぬか分からないから、すぐ行くべきだ」と走っていってしまいました。これは、すばらしいことなのです。
「敏速に行えば、成功する」と、『論語』でも語られています。登蓮法師が薄のことを知りたいと思ってすぐ行動したように、仏道に入り悟りを開くきっかけを大切にしなければいけません。
参考
東京書籍『教科書ガイド国語総合(古典編)』