類推の副助詞「だに」「すら」:古文文法の助詞の種類

類推の副助詞「だに」「すら」の要点

  • 副助詞「だに」「すら」は類推表現、「~さえ」

副助詞とは

助詞のうち、主に体言や連体形について、語や文に意味を添えるはたらきをするものを「副助詞」という。
体言や連体形の他に、副詞、助詞、連用形などにも接続するため注意する。

副助詞「だに」の用法

副助詞「だに」には、類推と最低限の希望の用法がある。

類推
「~さえ」と訳す
最低限の希望
「せめて~だけでも」と訳す

副助詞「すら」の用法

副助詞「すら」には、類推の用法がある。

類推
「~さえ」と訳す

※ 副助詞「さえ」は添加「~までも」で類推ではない

参考

「必携古典文法ハンドブック」Z会出版2011年 「古文文法問題演習」河合出版2015年

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