「宇治拾遺物語:児のそら寝」の要点とは
- 児が行った「そら寝(寝たふり)」にまつわるストーリー
- 僧たちが寝たふりに気付いていたのかいないのか、解釈によって楽しみ方も変わる
「宇治拾遺物語:児のそら寝」の登場人物
- 児
- 僧たち
「宇治拾遺物語:児のそら寝」の重要な場面
- 「ぼたもちを作ろう」という話を聞いた児は、みっともないと思われないよう努める
- しかし最後には「ぼたもちを食べたい」という強い気持ちが僧たちにばれてしまう
「宇治拾遺物語:児のそら寝」の内容要約
昔、比叡山に児がいました。あるとき、僧がぼたもちを作るというので児は楽しみに思っていましたが、かと言って寝ずに待っているのも格好が悪いので、寝たふりをして待つことにしました。
ぼたもちが完成すると、僧は児に声をかけました。しかし児は、すぐに返事をして起きることで寝たふりをしていたことがばれてしまうことを恐れ、一度聞こえないふりをしました。もう一度声をかけられたら返事をしようと待っていましたが、そうしているうちにむしゃむしゃとぼたもちを食べる音が聞こえてきました。しばらく時間が経ってから児が「はい」と返事をしたので、僧たちは笑いました。
参考
三省堂『教科書ガイド高等学校国語総合(古典編)』