「枕草子:近うて遠きもの、遠くて近きもの」の要点とは
- 著者の目線で、近いように思えて遠いもの、また遠いように思えて近いものが語られる
- 語られるものには距離・時間の感覚・人との仲など様々な観点が用いられている
- 遠いように思えて近いものの段は、リズムや語感も特徴的なものになっている
「枕草子:近うて遠きもの、遠くて近きもの」の登場人物
- 私(清少納言)
「枕草子:近うて遠きもの、遠くて近きもの」の重要な場面
- 近いように思えて遠いものには、時間の感覚や人の仲などの四つがある
- 遠いように思えて近いものには、シンプルな三つのものがある
「枕草子:近うて遠きもの、遠くて近きもの」の内容要約
近くて遠いものは色々あります。例えば、正月と、十二月の最初の午の日にとり行われる宮のべの祭り。例えば、親しく思っていない兄弟や親族の仲。例えば、鞍馬のつづらおりという、いくつもに折れ曲がった坂道。例えば、十二月の三十一日と、正月の一月一日のあいだ。
その逆に、遠くて近いものもあります。例えば、極楽。例えば、舟の道中。例えば、人の仲。
参考
数研版『教科書ガイド高等学校 国語総合 国語総合 現代文編・古典編』