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「大鏡:道真の左遷」の要点とは
- 聡明な藤原道真は、時平の妬みを買って遠くへ飛ばされてしまう
- 無実の罪をかぶった道真は、救いをもとめる歌をいくつも詠む
「大鏡:道真の左遷」の登場人物
- 菅原道真
- 菅原時平
「大鏡:道真の左遷」の重要な場面
- 道真は無実の罪によって、昌泰四年正月二十五日に左遷されてしまう
- 一家ばらばらになってしまった道真は、救いをもとめる歌を贈る
- 道真は山崎で出家し、都をより強く思うようになる
「大鏡:道真の左遷」の内容要約
右大臣・菅原道真は頭がよく、思慮深い人でした。左大臣の藤原時平は歳も若く、才能も劣っていたため道真をおもしろく思っていませんでした。あるとき、道真にとってよくないことが起こり、昌泰四年正月二十五日に左遷されてしまいます。
家族がばらばらになると、道真は庭の梅の花を歌い、宇多法皇に救いを求める歌を贈りました。
無罪の罪で罰せられたことを嘆いて、道真は山崎で出家をします。播磨国明石では感慨にふける駅の長を見て漢詩を作りました。
筑紫では悲しみに暮れ、都へ帰ることを思い、月を見ては清らかな自分の心を理解してほしいという歌を詠みます。
道真は、筑紫では家に閉じこもっていました。そして、その思いを『白氏文集』の白居易をふまえた詩にします。
重陽の節句には、恩師から受け取った服を見て、昔を思い出しまた漢詩を作りました。
参考
東京書籍『教科書ガイド精選古典B(古文編)Ⅰ部』