「奥の細道:立石寺」の要点とは
- 有名な句の一つである「閑かさや岩にしみ入る蝉の声」が生まれるきっかけとなったエピソード
- 一度行くべきと聞き、予定を変更して向かった立石寺で芭蕉は非常に充実した時間を過ごす
「奥の細道:立石寺」の登場人物
- 私(芭蕉)
「奥の細道:立石寺」の重要な場面
- 立石寺には一度行ったほうがいいと聞き、尾花沢から予定を変更して向かった
- 堂は山の上にあり、ようやくたどり着いた立石寺は、本当に静かで心が洗われるような場所だった
「奥の細道:立石寺」の内容要約
山形領内に、慈覚大師が開いた「立石寺」という山寺があるようです。とても静かで清らかな寺で、「一度は行ったほうがいいですよ」と勧められたので、予定を変えて七里の距離を引き返していくことにしました。日が暮れる前に到着し、ふもとの宿を借りて山の上にある堂へ向かいました。
石や木はなめらかな苔に覆われ、聞いていた通り静かで何の音も聞こえません。断崖を巡り、岩を這うようにして仏閣を拝んだのですが、蝉の声だけが聞こえ、自分の心が澄み切っていくのが分かるようでした。
参考
三省堂『教科書ガイド高等学校国語総合(古典編)』