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「伊勢物語:筒井筒」の要点
- 長い付き合いの中で恋をして結婚した男女の、結婚後の生活について描かれている
- 男は別の女に興味を抱くが、妻の健気さに気持ちを改める
「伊勢物語:筒井筒」の登場人物
- ある男
- 男の妻
- 高安の女
「伊勢物語:筒井筒」の重要場面
- 妻のいる男は、河内の国の高安の郡に浮気相手を作って通っている
- ある日、妻が男を信じて健気に待ち続けていることを知った男は、出かけていくのをやめる
「伊勢物語:筒井筒」の要約
昔、幼馴染の男女がいました。二人は成長するにつれお互いに恋心を抱き、はじめは恥ずかしがっていたものの、親の薦める別の人との結婚も断り、晴れて結婚しました。
それから数年後、妻の母が亡くなり、そのうちに男は河内の国の高安の郡に、浮気相手を作り通うようになってしまいました。しかし、妻は男を嫌な顔もせずに送り出します。男はそれを不思議に思い、一度いつものように出かけたふりをして、妻の様子をこっそりうかがいました。すると妻は、一途に男の無事を願っているのです。それを知った男は、妻の愛しさを再確認し、河内の国の高安に通うこともなくなりました。
高安の女は、はじめの奥ゆかしく上品に振る舞っていましたが、慣れてくると自分の手で茶碗にご飯を盛り付けるなどあまり上品とは言えない言動が目立ちました。高安の女は、男が来ることを待っていますが、男は嫌気がさして行かなくなってしまうのでした。
参考
三省堂『教科書ガイド高等学校国語総合(古典編)』