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「蜻蛉日記:なげきつつひとり寝る夜」の要点とは
- 作者が、夫である兼家に愛人がいると知った気持ちを歌に込めている
- 兼家は作者の気持ちなど知らず、鈍感に過ごす
「蜻蛉日記:なげきつつひとり寝る夜」の登場人物
- 私(作者)
- 兼家
「蜻蛉日記:なげきつつひとり寝る夜」の重要な場面
- 九月ごろ、作者は兼家がほかの女に宛てた手紙を見つけてしまう
- 作者は兼家に冷たく振る舞うが、兼家は平然と帰ってくる
「蜻蛉日記:なげきつつひとり寝る夜」の内容要約
九月ごろ、兼家がほかの女に宛てた手紙を見つけてしまいました。その手紙を見たことを分からせたかったので、「うたがはし……」という歌を添えておき、これで縁も切れるかと思っていましたが、兼家はなにくわぬ顔で再びやってきました。
ある夕方、召し使いに兼家のあとをつけさせると町に愛人がいることがわかりました。夜明け前にやってきた兼家を門前払いにすると、夫は愛人のところへ行ってしまったようです。翌朝、「なげきつつ……」という歌を詠み、移ろいゆく気持ちを表す「色あせた菊」に添えて贈りました。
しかし兼家はなにくわぬ顔ではぐらかすので、私は不愉快な気持ちになるばかりです。
参考
東京書籍『教科書ガイド精選古典B(古文編)Ⅰ部』