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「奥の細道:平泉」の要点とは
- 平泉に到着した芭蕉が、過去の栄光と現在の状態とを重ね合わせてしみじみとしている
- かつて、激しい戦いが行われた場所もただの草むらと化していることに、芭蕉は涙を流す
「奥の細道:平泉」の登場人物
- 私
「奥の細道:平泉」の重要な場面
- 義経が討ち死にした場所に訪れるが、草むらになっており芭蕉は涙を流す
- 中尊寺の経堂と光堂を見て、荒れた中にある栄光の姿に感動する
「奥の細道:平泉」の内容要約
奥州藤原氏が栄華を飾った土地である平泉を訪れ、かつての光景を思いました。この場所は義経が討ち死にした場所であり、昔、武士たちが栄誉を求めて戦った場所でもありますが、今は夏草が生い茂る草むらになっています。杜甫が詠んだ「国破れて山河あり、城春にして草青みたり」という句を思いながら、涙を流しました。
中尊寺の経堂と光堂を見ると、阿弥陀三尊像が飾られ、それは素晴らしいものでした。廃墟と化してしまいそうな場所に屋根をつけて、当時の栄華をしっかりと守っています。それによって、遠い昔をしのぶための記念物となっているのでした。
参考
三省堂『教科書ガイド高等学校国語総合(古典編)』