感動詞とは:古文文法の基礎

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感動詞の要点

  • 感動詞は、自立語で活用がない。
  • 感動詞は、独立語になる。
  • 感動詞は、呼びかけ・感動・応答を表す。

感動詞とは

単語のうち、自立語で活用がない語であり、主語・述語・修飾語・被修飾語にならず、独立語として用いられるものを「感動詞」という。
感動詞は、呼びかけ・感動・応答を表すはたらきをする。

自立語とは

単語のうち、文節のはじめにあり、単独で文節を作ることができるものを「自立語」という。

活用とは

あとに続く言葉によって、単語の形が変化することを「活用」という。

感動詞の種類

感動詞には、次のようなものがある。主な感動詞は覚えておくようにする。

呼びかけの感動詞

例:「いかに」
訳:おい・やあ
例:「いざ」
訳:さあ
例:「いで」
訳:さあ・これ

感動の感動詞

例:「あな」
訳:ああ・あら
例:「あはれ」
訳:ああ
例:「さても」
訳:それにしてもまあ

応答の感動詞

例:「いな」
訳:いいえ
例:「いや」
訳:いいえ
例:「をう」
訳:はい

感動詞の注意点

一つの感動詞が、呼びかけ・感動・応答のうち、複数の意味を持つ場合もあるため、前後の文脈に注意して判断する。

参考

「必携古典文法ハンドブック」Z会出版2011年
「古文文法問題演習」河合出版2015年

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