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「平家物語:壇の浦の合戦」の要点とは
- 能登守教経が「最後の戦い」と意気込んで挑んだ戦いの様子
- 非常に無防備な状態でも相手へ堂々と振舞う教経の姿
「平家物語:壇の浦の合戦」の登場人物
- 能登守教経
- 平知盛
- 判官義経
- 安芸太郎・次郎・郎等
「平家物語:壇の浦の合戦」の重要な場面
- 教経に襲い掛かられた義経は、早業で危険な場面を乗り越える
- 義経を捕らえられなかった教経は、観念しながら無防備な姿でも「俺を生け捕りにしてみろ」と堂々とした態度を見せ、相手を圧倒させる
「平家物語:壇の浦の合戦」の内容要約
能登守教経は、「今日を最後の戦いにする」と意気込み、矢を打ち刀を振り回して次々と相手を倒していきます。するとついに、判官義経の舟にたどり着きました。しかし義経はぎりぎりのところで逃げていきます。義経を捕らえられないまま相手の舟へ乗り込んでしまった教経は、もはやここまでと武器や防具を捨て「こっちへ来て俺を生け捕りにしてみろ!」と言いますが、その恐ろしさに誰も近づこうとはしません。
そこへ安芸太郎・次郎の兄弟とその郎等が飛び掛ります。教経は郎等を海へ突き落とすと、太郎・次郎兄弟を両脇に抱え込んで「死出の山の供をせよ!」と言って海へ身を投げてしまいます。
始終を見届けた平知盛は同じように海へ身を投げ、それを見ていた平家の侍たちも次々に海へ入っていきました。誰も乗っていない舟だけが、ゆらゆらと浮かんでいました。
参考
東京書籍『教科書ガイド精選古典B(古文編)Ⅰ部』