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「大和物語:姥捨」の要点とは
- 信濃国の更級に住む男は、早くに親を亡くしおばに育てられた
- 作品の中で、男はおばに対しての気持ちが変化していく
「大和物語:姥捨」の登場人物
- 男
- 男の妻
- おば
「大和物語:姥捨」の重要な場面
- 妻の影響を受けた男は、世話をしてくれたおばをうっとうしく思うようになる
- 男はついに、おばを山に捨ててしまう
「大和物語:姥捨」の内容要約
信濃国の更級に住む男がいました。男は早くに親を亡くしていたので、おばに育てられていました。男の妻はおばのことを嫌っていて、悪口ばかりを言っていたので、男も次第におばのことがうっとうしくなっていきました。妻は年老いたおばを邪魔者扱いし、捨ててくるように男に言いました。
月の明るい夜、男はおばに嘘をついて山へ連れていきました。そして、山におばを残して帰ってしまったのです。しかし、家に帰ってきた男はこれまで世話になったことを思い悲しい気持ちに襲われてしまいました。
明るい月を見ながら、男は一晩中眠ることができませんでした。その心境を歌に詠み、もう一度山に戻っておばを連れて帰ってきました。これ以来、山は「姥捨山」と呼ばれるようになったのでした。
参考
東京書籍『教科書ガイド精選古典B(古文編)Ⅰ部』