「土佐日記:帰京」3分で理解できる予習用要点整理

「土佐日記:帰京」の要点とは

  • ようやく自分の家に帰ってくることができたという旅の終わりの章
  • 荒れて変わってしまった家に、新しく生えていた松から亡き子への思いが募る

「土佐日記:帰京」の登場人物

「土佐日記:帰京」の重要な場面

  • 家に帰ってくると、聞いていたよりもひどく荒れていて管理を頼んだ隣人を薄情だと感じる
  • 新しく生えている松と、出迎えたよその家の子たちを見て、悲しさが押し寄せる

「土佐日記:帰京」の内容要約

京に入ることができうれしく思いましたが、家は、聞いていたよりも荒れていました。隣の家の人が、自ら望んで管理してくれると言っていたのにひどいものです。しかし、お礼くらいは言っておこうと思います。

荒れた庭には、以前なかった小松が育っています。長い時間が経ったかのようです。一緒に来た人たちを、それぞれの子どもが迎えに来ているのを見るとなんとも言えない切ない気持ちになります。

「生まれしも帰らぬものをわが宿に小松のあるを見るが悲しさ(生まれた子は帰らないのに、以前なかった松を見ることは悲しいことだ)」という歌を詠みましたが詠み足りないので「見し人の松の千年に見ましかば遠く悲しき別れせましや(死んだあの小が松のように千年の命なら、こんなに悲しい別れはしなかっただろう)」とも詠みました。これ以上は書きつくせないので、こんな日記は捨ててしまおうと思います。

参考

三省堂『教科書ガイド高等学校国語総合(古典編)』

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