「俊頼髄脳:鷹狩りの歌」3分で理解できる予習用要点整理

「俊頼髄脳:鷹狩りの歌」の要点とは

  • 「鷹狩り」を題材にした二首の歌の、どちらが優れているかを決定する
  • 登場人物の誰もが、歌に対し真摯な気持ちを抱いている

「俊頼髄脳:鷹狩りの歌」の登場人物

  • 藤原長能
  • 源道済
  • 四条大納言(藤原公任)

「俊頼髄脳:鷹狩りの歌」の重要な場面

  • 同じ題材の歌に優劣をつけてもらうため、二人は四条大納言のもとを訪れる
  • 現実味があるため優れていると言われた道済は、踊ってしまうほどに喜ぶ

「俊頼髄脳:鷹狩りの歌」の内容要約

「霰降る交野の御野の狩衣濡れぬ宿貸す人しなければ」という長能の歌と、「濡れ濡れもなほ狩り行かむはし鷹の上毛の雪をうち払ひつつ」という道済の歌は、どちらも鷹狩りを題材にして評判になった歌です。

ある日、二人は四条大納言のもとに参上し、どちらの歌のほうがより優れているか決着をつけてもらうため判定を依頼しました。四条大納言は「本当に優劣をつけたりして、腹を立てたりしないか」と確認した上で「長能の歌は、言葉の用い方などもとても優れているが、鷹狩りは雨くらいでは中止しないので、霰が降って宿を借りることはおかしい。道済の歌のほうが本来の趣があって、勅撰和歌集にも入るだろう」と言いました。道済は、喜び踊るようにして退出していきました。

参考

東京書籍『教科書ガイド精選古典B(古文編)Ⅱ部』

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク