助動詞「る」「らる」の要点
- 助動詞「る」「らる」には、主に受身・可能・尊敬・自発の四つの用法がある。
助動詞とは
付属語で活用する単語を「助動詞」という。
助動詞「る」「らる」の意味
助動詞「る」「らる」には、主に次の意味がある。
受身
訳:「~れる・~られる」
可能
訳:「~できる」
尊敬
訳:「お~になる・~なさる」
自発
訳:「自然に~れる・~ずにいられない」
助動詞「る」「らる」の活用
助動詞「る」「らる」は、次のように活用する。
基本形 | 未然形 | 連用形 | 終止形 | 連体形 | 已然形 | 命令形 |
---|---|---|---|---|---|---|
る | れ | れ | る | るる | るれ | れよ |
らる | られ | られ | らる | らるる | らるれ | られよ |
助動詞「る」「らる」の接続
「る」 :四段活用・ナ行変格活用・ラ行変格活用の動詞の未然形に接続
「らる」:四段活用・ナ行変格活用・ラ行変格活用以外の動詞の未然形に接続
参考
「必携古典文法ハンドブック」Z会出版2011年
「古文文法問題演習」河合出版2015年