接続詞の要点
- 接続詞は自立語で活用がない。
- 接続詞は前後の文や文節をつなぐはたらきをする。
接続詞とは
単語のうち、自立語で活用がなく、前後の文や文節をつなぐはたらきをするものを「接続詞」という。
自立語とは
単語のうち、文節のはじめにあり、単独で文節を作ることができるものを「自立語」という。
活用とは
あとに続く言葉によって、単語の形が変化することを「活用」という。
接続詞の種類
接続詞には、次のようなものがある。前後をどのようにつなぐのかに注意し、主な接続詞は覚えておくようにする。
順接の接続詞
「かかれば」
訳:こういうわけで
「されば」
訳:それゆえ
逆接の接続詞
例:「しかるに」
訳:ところが
例:「さりとも」
訳:そうであっても
並列の接続詞
例:「かつ」
訳:また
例:「また」
訳:同時に
添加の接続詞
例:「しかも」
訳:そのうえ
例:「および」
訳:さらに
選択の接続詞
例:「あるは」
訳:または
転換の接続詞
例:「さて」
訳:ところで
例:「ときに」
訳:ところで
説明の接続詞
例:「すなはち」
訳:つまり
例:「そもそも」
訳:それはそうと
補足の接続詞
例:「ただし」
訳:とはいうものの
参考
「必携古典文法ハンドブック」Z会出版2011年
「古文文法問題演習」河合出版2015年