「大鏡:雲林院の菩提講」の要点とは
- 問答形式で語られていく昔話である
- 世継と繁樹は、二百歳近いキャラクターである
「大鏡:雲林院の菩提講」の登場人物
- 私(作者)
- 大宅世継
- 夏山繁樹
- 繁樹の後妻
「大鏡:雲林院の菩提講」の重要な場面
- 雲林院の菩提講に参詣したとき、作者は三人の老人と出会う
- 二百歳近い二人が話す内容があまりに古い話なので驚かされる
「大鏡:雲林院の菩提講」の内容要約
私が雲林院の菩提講に参詣したとき、三人の老人と出会いました。その内の大宅世継と夏山繁樹は出会いを喜んでおり、世継はこれまでに長年見聞きしてきたことを語り合いたいと言いました。
そうして世継と繁樹が語り合った内容は、藤原氏摂関時代のおよそ二百年にのぼる歴史でした。二人は問答座談形式によって、お互いに昔を懐かしんだ思い出話を繰り広げていきます。
二人の話を聞いていた私は、あまりに昔の話なので驚いてしまいます。そこに居合わせた、三十歳くらいの若侍もそれを聞いて近づいてきて「お二人はおもしろい話をしますね。私はお二人の言っていることが信じられません」というのでした。
参考
東京書籍『教科書ガイド精選古典B(古文編)Ⅰ部』