「徒然草:奥山に猫またといふものありて」3分で理解できる予習用要点整理

「徒然草:奥山に猫またといふものありて」の要点とは

  • 奥山にいる「猫また」の噂がきっかけとなった、面白いエピソード
  • 噂におびえる気持ちが、なんでもない瞬間でも僧を慌てさせてしまった

「徒然草:奥山に猫またといふものありて」の登場人物

  • 何阿弥陀仏

「徒然草:奥山に猫またといふものありて」の重要な場面

  • 猫またの噂を聞いた僧は、気をつけなければいけないと強く思う
  • 小川のほとりを一人で歩いていると、ついに猫またに襲われる
  • 実際は、猫またではなく飼い犬のしわざだった

「徒然草:奥山に猫またといふものありて」の内容要約

人々が、「山奥に猫またというものがいて、人を食い殺しているらしい」と噂しています。さらに「山ではないけれど、この辺りでも猫が猫またに化けて人をさらうらしい」と言う人もいました。

何阿弥陀仏という僧がそれを聞き「自分のように一人であるく人は気をつけなければ」と思っていました。 僧が連歌をしたあと一人で帰っていると、ついに小川のほとりで猫またに襲われてしまいました。首のあたりに噛みつかれそうになり、驚いて防ごうとして小川へ転がり落ちてしまいます。

「助けてくれ、猫まただ!」と叫ぶと、近くの人が走ってきました。「これはどうしたものか!」と僧を川から抱き起こしましたが、ふところに入れていたものは水に浸かってしまいました。僧は「幸運にも助かった」と、家へ帰っていきます。しかし実際は、飼い犬が暗闇の中で飛びついただけのことだったのでした。

参考

数研版『教科書ガイド高等学校 国語総合 国語総合 現代文編・古典編』

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