品詞の要点
- 品詞には、動詞・形容詞・形容動詞・名詞・副詞・連体詞・接続詞・感動詞・助動詞・助詞の十種類がある。
- 品詞は、活用の有無や言い切りの形で見分ける。
品詞とは
単語を、その性質やはたらきで分類したものを品詞という。
単語とは
言葉として意味を持つ最小の単位を単語という。
古文文法の10種類の品詞
古典文法の品詞には、次の十種類があります。
動詞:古文文法の品詞
自立語で活用する単語。言い切りの形がウ段で終わる。(ラ行変格活用動詞のみ、言い切りの形が「り」で終わる。) 「思ふ」「あり」など
形容詞:古文文法の品詞
自立語で活用する単語。言い切りの形が「し・じ」で終わる。 「美し」「いみじ」など
形容動詞:古文文法の品詞
自立語で活用する単語。言い切りの形が「なり・たり」で終わる。 「はるかなり」「堂々たり」など
名詞:古文文法の品詞
自立語で活用しない単語。主語になることができる。 「帝」「仁和寺」など
副詞:古文文法の品詞
自立語で活用しない単語。主に用言を修飾する。 「いと」「かく」など
連体詞:古文文法の品詞
自立語で活用しない単語。体言のみを修飾する。 「明くる」「さる」など
接続詞:古文文法の品詞
自立語で活用しない単語。接続語になる。 「されば」「されど」など
感動詞:古文文法の品詞
自立語で活用しない単語。独立語になる。 「あな」「いざ」など
助動詞:古文文法の品詞
付属語で活用する単語。 「けり」「なり」など
助詞:古文文法の品詞
付属語で活用しない単語。 「が」「ぞ」など
参考
「必携古典文法ハンドブック」Z会出版2011年