あへなしの古文単語の品詞、レベル、意味、例文の解説になります。
あへなし【敢え無し】:古文単語の意味
品詞
形容詞:ク活用
レベル
基礎
意味
- 落胆している・がっかりだ
- はかない
例文
[古]乳母、よろづにいかで人並みになさむかと思ひ焦られしを、いかにあへなき心地しけん
[訳]乳母は、万事につけて、(私を)なんとかして人並みにしようと気をもんでいたのに、(私が宇治川に身を投げたと知って)どんなにがっかりした気持がしただろう
出典:源氏物語 手習
参考
桐原書店「重要古文単語315」
最新全訳古語辞典 東京書籍 2006年