「和泉式部日記:夢よりもはかなき世の中を」の要点とは
- すでに亡くなってしまった為尊親王のことを悲しんでいる女の様子が描かれる
- その後、為尊親王の弟である敦道親王との距離を縮めていく
「和泉式部日記:夢よりもはかなき世の中を」の登場人物
- 小舎人童
- 女(和泉式部)
「和泉式部日記:夢よりもはかなき世の中を」の重要な場面
- 為尊親王のことを悲しんでいる女のところに、橘の花が届けられる
- その花の意味を理解した女は、歌を詠んで返す
「和泉式部日記:夢よりもはかなき世の中を」の内容要約
恋人だった故宮(為尊親王)のことを考え悲しんでいる女のもとに、小舎人童が訪ねてきました。小舎人童はかつて故宮に仕えていたのでした。
小舎人童は今、弟の帥宮(敦道親王)に仕えていると話し、預かってきたという橘の花を差し出します。女はそれが「あなたも故宮をしのんでいますか」という意味を持っていると分かったので、「亡き宮様と同じあなたの声を聞きたい」と歌を詠んで返事をしました。
帥宮は小舎人童が持ち帰った女からの手紙を見て「兄弟だから私も兄宮と同じ声ですよ」と返事をし、童にこのことは他の人にもらしてはいけないと伝えました。
参考
東京書籍『教科書ガイド精選古典B(古文編)Ⅱ部』