「平家物語:祇園精舎」の要点とは
- 作者不明の平家物語では、平家一門が栄え、そして衰退していくまでが描かれている
- 「祇園精舎」では、一時栄えていた人でもいずれは力を失ってしまうという例が挙げられている
「平家物語:祇園精舎」の登場人物
- 中国で権力を持っていた人たち(普の趙高、漢の王莽、梁の周伊、唐の禄山)
- 日本で権力を持っていた人たち(承平の平将門、天慶の藤原純友、康和の源義親、平治の藤原信頼)
「平家物語:祇園精舎」の重要な場面
- 中国では、天下が乱れていることに気付かなかった人たちが皆最後に滅んでいる
- 日本でも同じことが言えるが、その中でも平清盛は顕著な例である
「平家物語:祇園精舎」の内容要約
この世は常に移り変わっていくものであり、今権力を持っている人も強い人も、いずれは滅びてしまうのです。
中国では、力があるからと言っておごりたかぶった人たちは皆、滅んでしまいました。周りの人の言葉に耳を傾けず、人の気持ちを考えられないために勢いは長く続かず滅んでしまうのです。日本を見ても同じことが言えます。最近では、平清盛の衰退の仕方など、言葉で言い表せないほどでした。
参考
三省堂『教科書ガイド高等学校国語総合(古典編)』