「徒然草:亀山殿の御池に」の要点とは
- 物事は慣れた人間に任せるのが良く、また物事をよく知っている人を尊敬すべきというエピソード
- 一文目の主語は、明記されていないが後嵯峨院である
「徒然草:亀山殿の御池に」の登場人物
- 後嵯峨院
- 大井の住民
- 宇治の里人
「徒然草:亀山殿の御池に」の重要な場面
- 池に水を引こうと思い、詳しくない者に水車を作らせるがうまくいかない
- 慣れた人間を呼んで同じことをさせると、あっという間に完成し池に水を引くことができるようになった
「徒然草:亀山殿の御池に」の内容要約
後嵯峨院は、亀山殿の池に水を引こうと思い、大井の住民を呼んで水車を作らせました。お金をかけて懸命に作り上げましたが、完成した水車はちっとも回りません。どうにか調整しようとしますが、結局しっかりと回ることはありませんでした。
そこで、宇治の里人を連れてきて水車を修理させると、慣れた手つきで組み立て、水車は調子よく回りだし見事水を汲みいれることができるようになりました。何事につけても、その道に精通している人というのはとても尊いものです。
参考
三省堂『教科書ガイド高等学校国語総合(古典編)』