「落窪物語:落窪の君」の要点とは
- 主人公の姫君は、中納言と皇族の血を引く女とのあいだに生まれた
- 中納言の本妻は、姫君につらく当たる
「落窪物語:落窪の君」の登場人物
- 姫君(落窪の君)
- 北の方(中納言の本妻)
「落窪物語:落窪の君」の重要な場面
- 北の方は、姫君を本殿と離れた場所に住まわせ「落窪の君」と呼ばせる
- 北の方に都合のいいように扱われた姫君は、死にたいと思うようになっていく
「落窪物語:落窪の君」の内容要約
昔、中納言と皇族の血を引く女とのあいだに生まれた姫君がいました。継母である北の方は、姫君を本殿とは離れた場所に住まわせ「落窪の君」と呼ばせていました。
姫君は美しく、教養もあり、琴の腕前も素晴らしかったのですが、大人になるごと自分の不幸さを嘆くようになっていきました。
肩身のせまい姫君は裁縫を習うようになります。裁縫の腕前もまた上手だったので、北の方は姫君に寝る時間もないほどの裁縫をさせるようになりました。少しでも遅れたときにはつらく当たるので、姫君は死にたいと思うようになっていきました。
中納言は自分の娘ばかりを大切にし、姫君は本来やるべきでない仕事も押し付けられるようになります。姫君は、ますます死に対して思いを募らせるようになっていくのでした。
参考
東京書籍『教科書ガイド精選古典B(古文編)Ⅱ部』