「伊勢物語:すける者思ひ」の要点とは
- 若い男が女を思う一途な気持ちが描かれている
- 作者は、若い男の一途な恋心を絶賛する
「伊勢物語:すける者思ひ」の登場人物
- 若い男
- 召し使いの女
「伊勢物語:すける者思ひ」の重要な場面
- 若い男と召し使いの女が恋に落ちる
- 親に恋を引き裂かれた男は、ショックのあまり気絶してしまう
「伊勢物語:すける者思ひ」の内容要約
昔、ある若い男が自分の家で働いている召し使いの女に恋をしました。男の親は、二人の仲がよくなりすぎてしまうことを恐れ、二人の仲を引き裂くために召し使いの女を家から追い出そうとします。しかし男は、親がもたらした障害によって、かえって思いを募らせてしまいます。
親の手によっていよいよ召し使いの女が追い出されてしまうと、男はショックのあまりに血の涙を流して嘆き、気絶してしまいます。親は慌てて神様にお祈りをし、その日の日暮れに気絶した男は翌日の夜になってようやく息を吹き返しました。
昔の若者というのは、こうした一途な恋愛をしたものですが、今の老人には信じられないようなことでしょう。
参考
東京書籍『教科書ガイド精選古典B(古文編)Ⅰ部』