「万葉集・古今和歌集・新古今和歌集」3分で理解できる予習用要点整理

「万葉集・古今和歌集・新古今和歌集」の要点とは

  • 日本最古の歌集である万葉集をはじめ、古今和歌集、新古今和歌集それぞれの名作をピックアップしている

「万葉集・古今和歌集・新古今和歌集」の内容要約

額田王

紫草の生えている野を歩き、標野をあちこち行くとき、野を守っている人が見たりしないでしょうか。いや見るでしょう、あなたが私へ袖を振っているのを。

天武天皇

紫草のように美しいあなた(額田王)を憎く思うなら、わたしは人妻のあなたにどうして恋をするのでしょうか。いや、憎くないから恋をするのです。

柿本人麻呂

琵琶湖を飛ぶ千鳥が鳴くと、昔を思い出してしみじみとした気持ちになってしまうものです。

大伴旅人

なんの意味もないものだなんて思わずに、濁った酒の一杯を飲んでみるのもいいことです。

山上憶良

瓜を食べると子どものことを思い出します、栗を食べるとさらに募ります。どういうことでしょうか、目の前にちらついて眠れないのです。

銀も金も玉も、子どもの魅力に及ぶでしょうか。いえ、及びません。

山部赤人

夜ふけ、久木が生えている河原で千鳥が鳴いています。

大伴家持

春の庭で、美しく咲く桃の花よ。その下に立つ少女よ。

東歌

多摩川に川ざらしにしている布がさらさらと音を立てます。同じように、さらにさらにと子どものことが愛おしくなります。

防人歌

私の着物の裾にすがりついてくる子どもたちを、置いてきてしまいました。母親もいない子どもたちだというのに。

紀貫之

夏に両手ですくった水が、冬になり凍ってしまいました。立春の風が吹く今ごろ、溶かしているのでしょうか。

在原業平

世の中に桜がなくなれば、人の心は平和なことでしょう。

よみ人知らず

五月の橘の匂いを嗅ぐと、昔親しくしていた人の香りがするのです。

藤原敏行

秋が来たことは目には見えませんが、風の音を聞くとはっと気がつくものです。

源宗于

山里は寂しさがあるけれど、特に冬は寂しいものです。人が訪れなくなり、草も枯れることを思うと。

小野小町

あの人を恋しく思いながら寝たからか、あの人が夢に出てきました。夢と知っていたら目覚めなかったのに。

壬生忠岑

会ってもくれない人と別れた日から、月がよそよそしく、夜明けほどつらいものはありません。

良岑宗貞

風よ、雲の通り道を塞いでください。天女をここへとどめておきたいから。

後鳥羽院

山がかすみ、水無瀬川が流れています。春の夕暮れもこんなにきれいなのに、どうして夕暮れは秋が一番だと思っていたのでしょう。

藤原俊成女

風が寝室に入ってきて、着物の袖が桜の香りになっています。枕もやはり同じ匂いなので、春の夜の夢を見ました。

寂蓮法師

どの色が特別寂しいというわけではないけれど、槙が茂っている秋の夕暮れはとても寂しいものです。

藤原定家

馬を止めて、袖の雪を払う場所もありません。佐野の雪の夕暮れでは。

西行法師

年をとれば再びこの山を越えていけると思っていましたが、今この山を越えられるのは命があるからこそです。

式子内親王

私の命よ、絶えるなら絶えてしまえばいいでしょう。恋を抑え切れない私の気持ちがばれてしまうかもしれないから。

藤原俊成

恋しい思いを耐え切れずに、あなたのいる方角を見ていたら、霞を分けるように春の雨が降っています。

藤原良経

人のいない関屋は、窓の上の小さな屋根も荒れ果てて、ただ寂しい秋の風が吹くばかりです。

参考

三省堂『教科書ガイド高等学校国語総合(古典編)』

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