覚えておきたい古典常識:官職編|官位,大臣,納言,参議

覚えておきたい古典常識:官職編の要点

  • 官位相当といって、位と職は一致していた
  • 大臣(おとど)・納言(なごん)・参議(さんぎ)というひとはとにかくエライ
  • 会議の仕事のほうが、実務の仕事より身分が高い傾向

「官職」と「位階」身分と職業は連動します

大臣以下の職掌を官(官職)、身分の別を位(位階)といいます。官と位は相当しますので、身分によってつける仕事が決まっていました。仕事と一緒に位ももらうという制度でした。

「大臣(おとど)・納言(なごん)」トップは昔も大臣です

官職と身分は対応します。順番としては、会議中心の議政官→事務官→実働部隊でした。議政官のトップは「大臣・納言」で、今の内閣にあたります。「参議」という諮問機関もあり、「宰相(さいしょう)」とも呼ばれます。

複雑な「官位相当」 仕事の内容によって、位は変わるのですが、おおまかにいって、官→省→式・坊→寮→司の順に、会議中心から実務中心の仕事に分かれています。会議中心の仕事の方が、実務を行う人より身分が高いのは、今の会社の仕組みと似ています。

参考文献 『新訂総合国語便』(改訂40版)第一学習社2011
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