「方丈記:ゆく河の流れ」の要点とは
- 流れていく川の景色を中心とした内容
- 川の流れから人の生き方を考え、読者に訴えかけている
「方丈記:ゆく河の流れ」の登場人物
- この世に生きている人々
「方丈記:ゆく河の流れ」の重要な場面
- 普段何気なく見ている川も、二度と同じ瞬間はない
- 人と住居も同じような関係にあると考えられる
「方丈記:ゆく河の流れ」の内容要約
何気なく目にしている川を流れる水も、水の流れが止まっているところに浮かんでいる泡も、いつもと変わらないように見えますが実際にはそうではありません。水も泡も、絶えず流れては消え去ることを繰り返しています。人と、人の住む家もまた同じです。
都にはたくさんの家が並んでいますが、それらの家は焼けたり滅んだりして昔のまま残っていくことは難しいです。そしてその家に住んでいる人も、死んでいったり新しく生まれたりと変化があります。人はどこから来てどこへ行くのか、また仮の家に対してなぜ心を悩ませるのか分かりません。人と住居の関係は、朝顔と露のように、夕方になれば消えてしまうようなはかないものなのです。
参考
東京書籍『教科書ガイド精選古典B(古文編)Ⅰ部』