「枕草子:すさまじきもの」の要点とは
- 著者が「すさまじきもの」=「興ざめするもの」をいくつも挙げている
「枕草子:すさまじきもの」の登場人物
- 験者
- 親しくない人
- 除目に任官できない人
「枕草子:すさまじきもの」の重要な場面
- 興ざめするとして上げられる「効き目のない験者」
- 興ざめするとして上げられる「眠いときに親しくない人に起こされること」
- 興ざめするとして最後に上げられる「任官されるだろうと期待されていた人が結局されなかったとき」
「枕草子:すさまじきもの」の内容要約
興ざめするものは、昼間にほえる犬、春の網代、紅梅の着物、牛が死んでしまった牛飼い、赤ん坊が死んでしまった産屋、火をおこさないでいる火鉢やいろり、娘ばかりの博士の家、不吉な方角を避けるために寄ったのに、おもてなしをしない場所です。節分におもてなしをしてくれない場合は特に興ざめしてしまいます。
病気の人がいて、治してもらうために呼んだ験者がお祈りをしても効果が現れず、験者のほうが疲れてあくびをしているときにも興ざめします。
すごく眠いとき、親しくない人に起こされて話しかけられても興ざめします。
人事異動でいい役職につくだろうと期待されていた人が、結局されなかった場合、期待して集まっていた人たちが失望して帰っていくのもまた、興ざめします。
参考
東京書籍『教科書ガイド精選古典B(古文編)Ⅰ部』