係り結びの法則
係助詞によって、文末が特定の活用形に限定される決まりのことを「係り結びの法則」という。
係り結びの法則は、「ぞ・なむ(なん)・や・か・こそ」の五つを覚える。
係り結び活用形
- 「ぞ」「なむ(なん)」「や」「か」:文末は連体形になる。
- 「こそ」:文末は已然形になる。
結びの省略と消滅
係り結びの法則について、次のような文に注意する。
- 「係り結びの省略」:係助詞で文が終わり、結びの語が省略される。
- 「係り結びの消滅(流れ)」:結びの語に接続助詞が付いて文が続くことで、係り結びの法則に従った結びの語がなくなる。
参考
「必携古典文法ハンドブック」Z会出版2011年
「古文文法問題演習」河合出版2015年