「方丈記:日野山の閑居」の要点とは
- 作者が移り住んだ、日野山での暮らしについて描かれている
- 日野山での生活には俗世を離れたいという作者の思いが込められている
「方丈記:日野山の閑居」の登場人物
- 作者
「方丈記:日野山の閑居」の重要な場面
- 作者は出家をしても悟りを得られず、日野山に移り住む
- 作者は小さな家に、必要最低限のものを用意して暮らしている
「方丈記:日野山の閑居」の内容要約
行きにくいこの世を耐えてきて三十年あまりが経ち、自分が不幸な運命にあるのだと分かりました。そこで五十歳の春に出家し、何も得ることなくさらに五年の歳月が経過しました。
いよいよ残りの人生が短くなり、改めて家を作ることにしました。今度の家は小さく狭いものです。死ぬまでここに住もうと場所を決めてはいないので、手軽に他の場所へ移動できる工夫を施してあります。
この日野山の奥に隠れ住んでから、身の回りには仏画や経典、仏具、和歌、楽器などを置いて仮の住まいとしています。
このあたりでは、最低限の生活を行える程度のものが手にはいります。また、四季の風景を見ては「この世は無常(=常に移り変わるもの)である」と感じることができます。
参考
東京書籍『教科書ガイド精選古典B(古文編)Ⅰ部』