「芭蕉:吉野の花」の要点とは
- 吉野山に句を作りに意気込んで旅立った二人が、結局句を作れずに終わってしまう
- だからこそ、吉野山の絶景や、芭蕉が目を奪われた桜の美しさがより印象深くなる
「芭蕉:吉野の花」の登場人物
- 作者(芭蕉)
- 万菊丸(杜国)
「芭蕉:吉野の花」の重要な場面
- 芭蕉は、句を作る目的で万菊丸(杜国)とともに意気込んで吉野山へ旅立っていく
- 吉野山にいざ到着してみると、その風景はあまりにきれいで、目を奪われるばかりになってしまい句は作れなかった
「芭蕉:吉野の花」の内容要約
還暦三月の半ばごろ、以前から約束してあった万菊丸といっしょに吉野山へとでかけました。私たちは笠のうちがわにちょっとした遊びとして文字をつづり、楽しみながら出発していきます。
花の盛りに吉野山に三日滞在しましたが、朝夕の風景には見とれてしまいます。そうすると摂政公(藤原良経)や西行など、古人の歌を思い出して感動するばかりで、結局自分の句を作ることはできませんでした。意気込みは立派だったのですが、結局残念な結果に終わってしまいました。
参考
東京書籍『教科書ガイド精選古典B(古文編)Ⅱ部』