下一段活用の要点
- 下一段活用には語幹と活用語尾の区別がない。
- 「蹴る」の一語のみを覚える。
下一段活用とは
動詞の活用のうち、あとに続く言葉によって、語全体が「e・e・eる・eる・eれ・eよ」の音に変化する活用の種類を、「下一段活用」という。
下一段活用表
カ行下一段活用:語幹「○」
下一段活用では語幹と活用語尾の区別がなく、語全体が変化する。
基本形 | 未然形 | 連用形 | 終止形 | 連体形 | 已然形 | 命令形 |
---|---|---|---|---|---|---|
蹴る | け | け | ける | ける | けれ | けよ |
– | e | e | eる | eる | eれ | eよ |
下一段活用の見分け方
下一段活用の動詞は、「蹴る」の一語のみである。
参考
「必携古典文法ハンドブック」Z会出版2011年
「古文文法問題演習」河合出版2015年