「枕草子:中納言参り給ひて」の要点とは
- 「見たことのない骨」に対し、骨を持たない「くらげ」の存在を挙げる清少納言のユニークさが見所になる
- 清少納言がこのように話を書き留めるようになったきっかけも語られている
「枕草子:中納言参り給ひて」の登場人物
- 中納言隆家
- 中宮定子
- 清少納言
「枕草子:中納言参り給ひて」の重要な場面
- 中納言隆家が、素晴らしい扇の骨を手に入れ「こんな骨は見たことない」と自慢する
- それを見ていた清少納言は「くらげの骨のようですね」とユニークな冗談で返す
「枕草子:中納言参り給ひて」の内容要約
中納言隆家が、非常に立派な扇の骨を手に入れ、中宮に「これほどの骨は見たことがない」と自慢していました。それを見ていた清少納言は、見たことのない骨ならば、骨をもたない生き物の骨だろうと「くらげの骨のようですね」と答えます。それを聞いた隆家は笑いながら「これは私が言った言葉にしよう」と言います。
このような自慢話を書くことはあまりよくないと思うのですが、周りの人に「一つの話も忘れずに書き残すべきだよ」と言われるので、仕方なく書いておくことにします。
参考
東京書籍『教科書ガイド精選古典B(古文編)Ⅰ部』